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2022 ニュース

柏の葉高校生のアプリ開発チャレンジ物語 前編

10/29に配信したヤッチャレ会議「柏の葉高校生のアプリ開発チャレンジ物語 – 高校生と研究者の対話会 -」を記事化しました。

ヤッチャレ会議2022 柏の葉高校のみなさんとヤッチャレ中のひとたち

ヤッチャレ 皆さん、こんにちは。ヤッチャレは、皆さんのチャレンジを応援する取り組みを行っています。ヤッチャレでは、7月からチャレンジの科学的なコツであるWOOP(うーぷ)を伝授する番組の配信をYouTubeで行ってきました。今日は、WOOPのアプリ開発にチャレンジした高校生達をスタジオにお迎えして、開発チャレンジ物語をお伝えしていきます。(WOOPの説明はこちら)。

今回、柏の葉高校情報理数科の高校生が学校の課題研究の一環で、WOOPのスマホアプリ化にチャレンジしてくれました。この課題研究というのが一体どういうものなのかというのを、柏の葉高校の先生から説明していただきたいと思います。

先生 先に少しだけ柏の葉高校について説明します。今日来ている生徒は情報科に在籍しています。普通科での勉強プラスで、アプリ開発やウェブデザインなど情報の基本的を勉強しています。3年生がグループで自分たちの研究テーマを決めて、1年間かけて研究して課題研究に取り組みます。たくさんあるグループのその中の一つが今回のWOOP班です。生徒が問題を自分たちで見つけて、それをどうやって解決するかも考えていく問題解決型の授業です。

WOOPアプリってどんなアプリ?

ヤッチャレ では早速、開発したアプリを、まず皆さんにご紹介。見ていただきたいなと思います。事前に動画を撮りましたので、これを見ながら、高校生の皆さんに説明していただきたいと思います。では、高校生の皆さん、お願いします。

高校生 まず、WOOPの願いのWishから作成・登録します。

高校生 次に結果のOutcomeを入力します。そこのテキストボックスの中をタップしていただくと、文字を入力できるので、文字を入力します。入力し終えたら、Outcomeを記録して「続ける」のボタンを押します。

高校生 同じように、障害のObstacleを設定します。枠の中に設定してください。設定し終えたら、「続ける」のボタンを押します。

高校生 最後に計画のPlanを作ります。フォーマットに合うように入力してください。終えたら、「続き」を押します。

高校生 最後にまとめ画面が表示されるので、そこで確認をしてください。確認が取れたら、「読み込み」を押します。

高校生 音声機能はまだ実装されていないのですが、実装する予定です。

高校生 最後に完成したWOOPを確認できます。

WOOPアプリの入力

ヤッチャレ 工夫した点はどこですか?

高校生 僕たちはヒントという画面を作って、さらに文だけではなくて、絵とか画像でよりイメージしやすくするように挿入しました。最初は、ヒントが凄く長い文章だったのですが、より読みやすいように短文、かつ例文とイラストでイメージを伝えるようにしました。さらにヒントだけではなく、「より詳しく」というボタンを押すと、もっと詳しい内容を確認できます。

ヤッチャレ ヤッチャレではWOOPノートを作ったのですが、ヒントをインタラクティブにできないところを、高校生の皆さんはスマホのインタラクティブ性をうまく使って、ヒントを出してくれるというところを工夫してくれました。

ヤッチャレ この開発チャレンジから一体どんなことを学んだのか、3つの問いを使って深めて行きたいと思います。

問い1 今回のアプリ開発で各自チャレンジだと思ったことは何ですか?

高校生 私は音声機能と通知機能の実装です。それほど時間がかからずに実装できると思っていましたが、ネットで調べた記事を自分なりに理解して、それをアプリに取り入れるのは非常に難しく、今もまだチャレンジ中です。

高校生 私は産総研さんとコラボしたこと自体がチャレンジでした。その結果、的確なアドバイスとかをいただいて、より完成度の高いものを作ることができました。

高校生 僕はアプリに合ったイラストを描くということです。僕自身、絵を描くことは大好で、特に風景画とかが大好きですが、あまりイラスト系の絵を描いてきませんでした。今回初めてイラスト系の絵を描いて、文章に合ったイラストを描くっていうことは、本当に難しいと思いました。

チャレンジしたことは何ですか?に答える高校生
チャレンジしたことは何ですか?に答える高校生

ヤッチャレ 1日何時間ぐらいプログラム開発をしていたのですか?

高校生 取りあえず寝る間も惜しんで、夏休み中、頑張ったって感じです。

ヤッチャレ チームって5名ですけど、この5名ってもともと仲良しグループだったとか?

高校生 いえ、全然違います。産総研さんとコラボできるっていう枠があって、その内容がWOOPというものでして、そのときはまだWOOPというものを認知してなくて、一体どんなものなのだろうって思ったメンバーが、このメンバーでした。

ヤッチャレ 産総研の人たちと会った印象はいかがでした?

高校生 的確なアドバイスとアットホームな環境で、自分のアイデアを出しやすいような、そんな環境でしたので、学校よりもよりいいところまで到着できる。そんな場所でした。

ヤッチャレ 僕、このアプリでイラストがすごく好きです。今回、キャラづくりは初めてのチャレンジですか?

高校生 初めてです。風景画っていうのはものを見て描くので、そのまま描けて、あんまり考えなくていいのですよ。でも、やっぱりイラストっていうのは頭の中で考えて、それを絵に起こさないといけないので、そこが本当に難しいと思いましたね。イラストレーターさんとかは、本当にすごいなって思いますね。

ヤッチャレ 非常に要点を押さえたイラストになっていたので、めちゃくちゃ良かったと思います。

後編に続く

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